コラム
COLUMN
会津AIZU
会津の伝統そばと
ソースカツ丼で、ご飯勝負!
ソウルフード〝ソースカツ丼〟は
旨いご飯がなければ始まらない!

 会津名物といえば真っ先に思い浮かぶのは〝ソースカツ丼〟だ。とんかつ屋はもとより、町の食堂でも、その店ならではの味を提供。会津民だけでなく全国各地から訪れる多くの観光客の舌を楽しませてくれている。
「とんかつにソースをかけるか、くぐらせるか。またその味わいも各店によって違いますが、基本的に大事なのは揚げ立てのとんかつとたっぷりのキャベツ。そして何よりおいしいご飯を使うことです」
そう話すのは会津若松の老舗「とんかつ番番」の坂場文男さんである。2004年に「伝統会津ソースカツ丼の会」を結成し、伝統の味を守るために尽力するお一人だ。

  そんな坂場さんが「とんかつと相性が良い」と30年来使っているのは会津産コシヒカリ。
「ほどよい粘りがあって噛むほどに甘味が増すこしひかりは、ソースともよく合います。それに粒にツヤツヤとした艶がある。これもまたおいしさを表す大事な要素の一つです」 さて、そのお味は。酸味のある爽やかな甘辛ソースに肉の旨味が絡み合い、ご飯が進む旨さである。

 〝味噌カツ丼〟(左上写真)も人気。野菜や果物を使用した風味豊かな特製味噌が、これまたとんかつに合う! 一見、味が濃そう……と思うかもしれないが、「今日食べて、明日もまた食べたくなる味を」。そんな坂場さんの言葉に合点がいった。

同店では「残さず最後までおいしく味わえるように」とおよそ1 0 0gのロース肉を使用。ごはんの上にたっぷりのキャベツ、揚げ立てのとんかつをのせ、最後にソースをトロリとかければ出来上がり。

とんかつ とん亭」は〝特製まろみソース〟を使用。

会津の伝統食材を使った新名物!?
そば屋が生んだ〝絶品めし〟。

 ソースカツ丼と並び、会津地方を代表する名物といえば〝会津そば〟である。
「もともと会津は蕎麦の一大生産地。地産地消の文化を大事にするこの地では当たり前に生まれた産物です」と話すのは「手打ちそば・うどん 徳一」主人の五十嵐章さんだ。
 市内に数あるそば屋では、そばの挽き方や打ち方、配合、そばつゆに至るまでそれぞれに自慢の味を提供。同店の場合は福島県オリジナル品種の〝会津のかおり〟を使用し、殻のついた玄そばを石臼挽きにして香り高い手打ちそばを楽しませてくれる。

かみしろや」では2種類に挽いた玄そば粉をブレンド!

 また、そんなそば屋ならではの〝ご飯物〟も見逃せない。地元野菜を使った天丼やうな重などもあるが注目は、会津の伝統食材、鯉を使った〝鯉の天重〟だ。

そば屋ならではの甘辛たれが食欲を刺激する〝鯉の天重〟。「鯉は臭いというイメージがあるかもしれませんが、そんなことはない。一度食べてその味わいをお試しください」と五十嵐さん(写真右)。

 鯉の天ぷらの風味を引き立てるのは、そば屋ならではの甘辛いつゆである。そして、そば屋のつゆに合うのは「粘りや甘味のあるご飯。私は北塩原産のコシヒカリを使っています」と五十嵐さん。
 炊き上がりはもちろん、時間が経ってもおいしいのがこの米の魅力とか。同店では、玄米で購入して冷蔵保存し、使う直前に精米するという。その使用量たるや1年に30㎏×30袋というから驚きだ。
 ちなみに一番人気は、会津そばに鯉のミニ重がついたセットメニューとか。どちらも食べたい、その気持ち、よく分かる。

企画/JAグループ福島・福島テレビ 協力/福島県飲食業生活衛生同業組合